

調子はどう? ぬるまっこい社会がいい。
悩んでいる人。不安な人。焦っている人。今にも倒れそうになっている人。
パニックになっている人。希死念慮を抱く人。
精神疾患であれ、疾患が無い人であれ
どんな人も往々にして、上記のような状態にある時
人には中々話せないものです。
そんなときに
「調子はどう?」
こう声がかけられる文化が根付いたら
少しだけまわりの顔色を見る人が増えたら
どれほど社会は生きやすくなるだろう。
人と人とが支えあっていく社会の方が絶対にいい。
押しつけがましくなく、自然と自然に。
フランスでは集合住宅のアパートで孤独死したご老人を
発見して心を痛めた若者がもっとご近所付き合いをしなければいけないと
たちあがり、「隣人祭り」なるものを始めました。
これは、無関心、孤独、寂しさを断ち切るために
起こった運動です。
今では120万人が参加するようになり、日本でも広がりつつあります。
アパートや集合住宅やご近所さんと飲み物や食べ物をもちより
話をするだけ。
この気軽さが多くの人を巻き込み一大ムーブメントになったと言えます。
誰しもがの心の中に、近くに安心できる人が欲しいというニーズがあるということが証明されているとも言えます。
英語だと
「How are you」
最初に掛ける挨拶。
何気ない一言だけど
もの凄い威力だと思う。
パッと周りの顔を見てみて
「調子はどう?」
声を掛けてみて!
たった一人でも、目の前の一人の世界は変えられる。